2015.10.04
'88 BMW M6 後期型 (E24 TYPE) episode 1 ~エンジン不動~
これは '88 BMW M6 後期型 (E24) が仕上がるまでのエピソードです。
オーナーとなる Kさんは過去にもOLD BMWを所有されていました。
今回は後期型のBMW E24 M6です。
しかし、現在このM6はいつに間にか動かない・・・ まあよくある事ですので慣れていますが、動かない原因が2つ・・・
エンジンが掛からない・・・ 押しても動かない・・・ です。
後者の「押しても動かない」のは、単純にブレーキキャリパーが固着しているのでキャリパーOHで問題はありませんが、前者の「エンジンが掛からない」の方は原因をひとつひとつ探っていく必要があります。
まずは、点火系統を・・・ バッテリーを新品交換してプラグを外して確認してみたところ、火花が散っていますので問題ありません。
しかし、スターターモーターの回りが悪いのでこれが原因のひとつと推測されます。
次に、燃料系統・・・ インジェクター手前で確認したところ、燃料が出てきませんのでこれが原因です。
イン側アウト側ともに燃料ポンプは回っていません。
更に、燃料タンクの内部を確認したところ、しっかりと錆びていました。
まずはスターターモーターを新品に交換します。
交換後、気持ちよくスターターモーターは回るようになりましたが、燃料系統がまだ作業していませんのでエンジンスタートはお預けです。
部品が届くまでの間、割れたダッシュボードとドア内張りを外します。
ダッシュボードとドア内張りにアルカンターラを貼ります。
アルカンターラ仕様に仕上がるまでの間、下回り点検と外装の仕上げを少しだけしておきます。
部品が到着次第、作業に入れるようにしておきます。
'88 BMW M6 後期型 (E24 TYPE) episode 1 ~エンジン不動 でした。