2011.09.17
'88 BMW M6 (E24 TYPE) 後期型 エキスパンションバルブ&エバポレーター クリーニング
Mr.ブルーさんの '88 BMW M6 (E24 TYPE) 後期型、 前回、BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー を取付しました。
ガスチャージ後、おそらくフロントエキスパンションバルブには詰まり、 そして、どこからかガス漏れがあることが判明しました。。。
早速、エバポレーター&エキスパンションバルブを取り外しますが・・・
リヤエアコン付のこのBMW E24 M6、フロント側を外すのにリヤエアコンカバーまで外さなくてはなりません。
作業効率が悪すぎですね。
M6から取り外したクーラーユニットです。
意外ときれいです。 エバポレーターは交換されていたようですね。
エキスパンションバルブは??? ない!
はずはありません。
パイプの結露防止のために巻かれていたパテの中に隠されていました。
エキスパンションバルブは、通常は隠されてはいませんので変ではありますが・・・
そして、きれいなエキスパンションバルブ・・・
新品に替えられていますね。
中が詰まっている様子はありませんが、念のためクリーニングを行います。
エバポレーターもクリーニングしておきます。
ゲージが示した数値では明らかにガス詰まりがありました。
クーラーシステムで詰まる場所といえば、このエキスパンションバルブでしょうね。
しかし、このエキスパンションバルブを見た限り、多くの方が正常と判断されることでしょう。。
ところが正常ではありません。 普通は解らないと思いますが・・・
エキスパンションバルブを正常にして、クーラーユニットをE24 M6に取付けします。
ついでにブロアファンには給油をしておきます。
ここで組立作業は一時中断して、ガスチャージを行います。
この後、またエキスパンションバルブを取り外して正常にするため再調整を行う事となりました。。。 仕事ですので・・・
そして・・・
クーラーユニットを2度脱着を行い、デジタル温度計で計測しました。
これはリヤクーラー側。
7℃を示していますが、5℃にもなりました。
前回、BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー 装着の時よりも、寒いくらいにクーラーが効いています。
こちらはフロント側。
前回、BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー 装着時には、冷風とは感じられませんでしたが、今回は・・・
12℃を示しています。
しっかりとフロント側から冷たい風が出てくる事が確認できました。
クーラーが効かないBMW E24の常識を覆す、感動的に寒いくらいのクーラーの効きになっています。
これでようやく、BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー の性能が証明されました。
次回こそエピソード編を・・・
'88 BMW M6 (E24 TYPE) 後期型 エキスパンションバルブ&エバポレーター クリーニング でした。