Highway Star GARAGE

2014.01.09

KさんのBMW2002 、


走行中にクラッチが切れなくなり急遽運ばれてきました。


クラッチマスターシリンダーとレリーズシリンダーは3年ほど前に交換されたと聞いていました。

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もしミッションやクラッチに原因があれば大変ですが、意外にもこんなところが原因でした。


リアドラムブレーキのホイールシリンダーです。　ここからオイルが漏れ出していました。


早速、左右とも新品交換します。


ブレーキシューもついでに交換しておきます。


これで問題解決かと思われていました。　ところが、今度はここからオイルが漏れ出してきました。


クラッチレリーズシリンダー


この瞬間からイヤな予感はしていました。


なぜならば、このBMW2002、車台番号から調べると1975年製造のAT車両になります。


つまりAT→MTの載せ替えになるのですが、レストアの際に4速ではなく5速ミッションが搭載されています。

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もし5速ミッションがBMW2002のものではなく、E12 E21あたりから流用されていた場合、


クラッチレリーズシリンダーは別物が使われている可能性があります。


散々考えた末に、実際に外してストックしてあるレリーズシリンダーと比較することにしました。


これが大正解です。　形状まったく同じです。


ストックしてあったクラッチレリーズシリンダーは、BMW E24 E28用のもので、BMW E12 E21 E30にも使用されています。


BMW2002用とは部品番号が異なりますので、取付できなかった可能性が大でした。


しかし、植物性オイルですので、オイルで汚れたボディーもしっかりと洗い流しておかないと錆の原因になります。

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カーペット剥がしての作業は大変でした。


レストアの際に、外装も丸テールに変更されています。


テスト走行終了、クラッチトラブル解決です。

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2013.12.28

'81 BMWアルピナB7ターボ (E12) 、


前回までで整備完了しました。


今回は、ロードテストを行います。

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アイドリング、エンジン回転の吹き上がり、ブレーキや足回りなど、入念にチェックしていきます。


ここで問題が発生すると、また整備に戻ることになりますが・・・


アルピナB7ターボ/0 、とても気持ちの良い走りをしてくれます。


ロードテスト終盤、高速走行中にターボブースト全開でフルスロットル・・・


それまでの封印を解き放たれたアルピナB7ターボ/0 は、その全パワーを炸裂。

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その真価を発揮できたのは、


おそらくこの富士スピードウェイでの走行以来です。



ロードテスト終了

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数日後、アルピナB7ターボ/0 は新オーナーの下に旅立っていきました。

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2013.12.27

'81 BMWアルピナB7ターボ (E12) 、　前回まで、ようやく正常なエンジン回転に戻りました。


テスト走行をする前に、少々気になったところがあります。


アルピナB7ターボ/0を移動させる際に気付いたのですが、若干の動きの悪さが感じられました。

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今回は、キャリパーをオーバーホールします。


アルピナB7ターボ/0専用のローター＆キャリパー


さすがはアルピナです。


30年以上前でもブレーキにはしっかりと手が加えられています。


ついでにハブベアリングのガタツキも調整しておきます。

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アルピナB7ターボ/0用キャリパーシーリングキット


フロント、リアともOHします。

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錆びている部分は丁寧に錆を落としていきます。


結構な時間を費やすことになります。

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フロント＆リアとも、


アルピナB7ターボ/0 キャリパーオーバーホール完了です。

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アルピナB7ターボ/0　E12用アルピナシャーシキットです。


新品交換されていますのでしっかりとしています。




アルピナB7ターボ/0専用 デファレンシャル・オイルクーラーです。

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さすがはALPINA社が歴代に残る名車と位置付けする ALPINA B7 TURBO系譜上の最初のモデル　アルピナB7ターボ/0


30年以上前のアルピナ車両でここまでしっかりと手が加えられているとは・・・


まさに現代のALPINAの原点とも言うべき車両です。

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2013.12.26

'81 BMWアルピナB7ターボ (E12) 、


エンジン回転が低く安定しない原因を追求してみました。


交換やオーバーホールするべき部品は対策しましたので・・・

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電気系統を見ます。


ピアブルグDLインジェクション一式脱着で触ったところ・・・


まずはここから・・・　ALPINA燃料コントロールユニット


後で解らなくなってしまいますので、配線の色を書き出しておきます。


他のアルピナB7ターボ/0 のコネクター配線、これも参考にして、コネクターを分解します。

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分解して判明しました。


なんと、断線していました。


脱着の際に切れてしまったようです。


ハンダ付け修理して、コントロールユニットを取付後・・・　エンジン始動したところ、ようやくアルピナB7ターボ/0　正常なエンジン回転を取り戻しました。


これでテスト走行ができます。

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2013.12.25

'81 BMWアルピナB7ターボ (E12) 、


前回、オーバーホールしたピアブルグDLインジェクション一式を取付しました。


しかし、エンジン始動せず・・・　燃圧計で測定した結果、燃料が十分に来ていない事が確認されました。


まさかのガス欠？　の訳はありません。

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フューエルポンプが動作していませんので、燃料供給がストップしていたと思われます。


早速、リレーとフューエルポンプ＆フューエルフィルターを交換します。


しかし、これでエンジン始動すると思っていたのですが・・・

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今度は、エンジンルームにあるフューエルポンプが動作しなくなりました。


次々と襲いかかるトラブル・・・


しかも、こちらはアルピナB7ターボ専用フューエルポンプ＆フューエルフィルターです。

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部品を何とか入手して取付しました。


エンジン始動・・・　しました。


しかし、エンジン回転が低く、かなりバラつきがあります。

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ピアブルグ レギュレター、ピアブルグ コントロール圧力調整バルブをオーバーホール・・・


インジェクター＆ラインホースを新品交換・・・


フューエルポンプ＆フューエルフィルターも新品交換・・・　　燃圧は正常です。


さあ、エンジン回転が低く安定しない原因は何でしょうか。。。

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2013.12.21

'81 BMWアルピナB7ターボ (E12) 、


今回はピアブルグDLインジェクション一式を取付しました。

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ピアブルグ レギュレター



ピアブルグ コントロール圧力調整バルブ　　　　　　　


　　　　

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インジェクター＆ラインホース



ALPINA 燃料コントロールユニット




しかし、これで調子を取り戻すほどB7ターボは甘いクルマではありませんでした。

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再度、燃圧計を取り付けて点検することになります。


結果、最初の測定では燃料が十分に来ていない事が確認されました。


まさかガス欠？

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2013.12.15

'81 BMWアルピナB7ターボ (E12) 、前回から8か月ぶりです。


関連記事
アルピナB7ターボ/0　ピアブルグDLインジェクション

アルピナB7ターボ/0　ピアブルグDLインジェクション　オーバーホール　by Ferrari

この アルピナB7ターボ/0 、送られる燃料が多過ぎてカブってしまい、その真価を発揮できずにいました。


そこで、すでに新品では供給されないALPINA専用パーツのひとつ、ピアブルグDLインジェクション一式をオーバーホールに踏み切りました。


そして待つこと半年以上・・・

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届きました。


ピアブルグ レギュレター


ピアブルグ コントロール圧力調整バルブ

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ALPINA 燃料コントロールユニット


インジェクター＆ラインホース


次回は取付を行います。

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2013.12.13

Mさんの、'91 アルピナB10-3.5/1 (BMW E34 TYPE)、


前回まで、ブロアモーター交換完了に伴い、エアコン関係の整備が完了したところまででした。


今回は、動かなかった運転席パワーウィンド修理です。

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パワーウィンド レギュレター新旧パーツ


パワーウィンド フラットモーター新旧です。

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運転席パワーウィンド修理完了です。


しかし、エアコン効かず、ブロアファン固着ではエアコン冷風・温風ともに効かない状態で、尚且つパワーウィンド開かずでは大変なご苦労であったことが推測されます。


快適な アルピナB10-3.5/1 になりました。

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2013.11.21

第7回 80'S BMW ミニミーティング　のお知らせ

日時　：　１２月１日（日）

　　　　　　　　　　　　　　　
当日の予定　：　 午前８：００　東名高速道路　美合PA上り　集合

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　午前８：１５　出発　　東名高速道路を東京方面へ

　　　　　　　　　　　午前９：００　東名高速道路　遠州豊田PA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　袋井ＩＣ 下車 　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　午前９：３０　エコパスタジアム　到着　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エコパサンデーランに参加します。

　　　　　　　　　　　午前１０：３０　出発

　　　　　　　　　　　午前１１：００　つま恋　到着　　施設内を周遊バスにて移動

　　　　　　　　　　　午前１１：３０　施設内レストラン　パークハウス　　にてランチバイキングをお楽しみください。

　　　　　　　　　　　午後１３：００　つま恋　駐車場へ移動
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ご歓談・自由行動・施設内散策などお楽しみください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　午後１５：００　自由解散




　　　　　　　　　　　参加費用　：　　１人 ２０００円　（昼食の費用です。）　　　　
　


注意：　途中で合流されても結構です。　事前に合流地点をご連絡下さい。

参加に制限はありません。　80年代のBMWにお乗りの方、または好きな方。　70年代90年代00年代 現行型BMW、何でもOKです。
（BMW E24 E28 E30 E21 E12 E31 E32 E34 E36 E38 E39 E46 E60 E61 E63 E64 E65 E66 E67 E68 E81 E82 E83 E84 E87 E88 E90 E91 E92 E93 アルピナなどなど何でもOK）


BMW/アルピナを所有する悦び、走らせる悦びを共有し、皆さんとの親交を深めたいと思っています。



※　台数を集めるのが目的ではありません。　皆様方に楽しんでいただくための企画ですのでお気軽にご参加下さい。


※　天候等により、当日の予定が変更になる場合があります。


参加される方は、メール・お電話またはブログ　コメント欄からお知らせ下さい。


参加表明の例
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名前：　Ra-i-ra
参加人数：　大人1人
参加車両：　'83 アルピナB9-3.5クーペ　（ヘンナレッド）

美合PA上り集合　○　　エコパサンデーラン　○　　つま恋　昼食　○　

コメント：　皆さんとのクルマ談義を楽しみにしています。
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参加締め切り　：　　１１月２４日（日）
　（昼食の締切りです。　参加表明されずにご参加された場合、同じ席での昼食ができない場合があります。）





※　注意事項
・集合場所、各駐車場、または走行中において、他の利用者の方々、他車に対する迷惑行為は一切禁止します。
・公共施設での自分達で出したゴミは自分達で持ち帰ってください。
・駐車場内は家族連れの方、子供さんもいますので、場内はゆっくりと徐行してください。
・危険走行、空吹かし等は一切禁止します。
・走行中は法律を遵守してください。
・その他、参加者として不適切な行動を繰り返し行う場合には、退場をお願いする場合があります。

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2013.11.13

Mさんの、'91 アルピナB10-3.5/1 (BMW E34 TYPE)、


前回、レトロフィットキット 取付を行い、スイッチを交換したところまででした。


スイッチ交換後、エアコンの風が出てこない症状は、最大風量のみ風が出るようになりました。


これでレトロフィットキット取付後、クーラーの効きを点検する事が出来ます。


結果、クーラーは効くようになりました。　しかし、すぐにまた風が出なくなりました。

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ブロアモーターからは異音がしています。


おそらく、ブロアモーターが固着気味で無理をしていたため、風量調整のレジスターを壊してしまったのだろうと予測しました。


しかし、エバポレーター付近はおろか、ブロアモーター付近にもレジスターが見当たりません。

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先にブロアモーターの交換をします。


新旧のブロアモーター。


古い方はファンを回しても回りません。　給油しても多少回るようになったくらいです。　やはり交換しかありません。

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ブロアモーター交換後、エアコンを点検。


すると、まるで何事もなかったように風が出るようになりました。


レジスターは壊れてはいないようです。


しかし、レジスターが見当たらないのが気になり、色々調べていたところファイナルスイッチがありました。


どうやら、レジスターの代わりにファイナルスイッチで風量調整を行っているようです。


しかし、シャーシナンバーから調べても、このアルピナB10にはレジスター使用となっており、ファイナルスイッチは使用されていませんが・・・

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ファイナルスイッチ現物を外して確認すれば明確になるのでしょうが・・・


まあ、七不思議録にまた追加事項ができました。


最後に、内外気切り替えを調整してブロアモーター交換完了、これでエアコン関係は整備完了です。

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