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2013.09.11

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  オルタネーター ブッシュ製作

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


エンジンルーム内の異常熱気の原因を探ってみました。


まずは、ラジエターを交換して様子を見るのがよいでしょう。 しかしその前に・・・



おそらく、このBMW E28 M5 のエンジンルーム内の異常熱気は慢性的であったと思われます。


エンジンルーム内の異常熱気が原因で、オルタネーターブッシュが変形していました。


オルタネーターが傾いてベルトに相当な負担が掛かっていました。


クーラーベルト、パワステベルトとファンベルト交換、ブッシュも交換しなければなりません。


純正のゴムブッシュだけではすぐに変形してしまう事が予想されますので、強化ジュラルミンブッシュを製作しました。




ジュラルミンブッシュと純正ブッシュを併用します。


装着例です。


これでオルタネーターが傾くことはなくなりました。



しかし、エンジンルーム内の異常熱気はまだ解決していません。


さて、ラジエターは新品交換しようか、しまいか。






'87 BMW M5 (E28 TYPE)  オルタネーター ブッシュ製作 でした。


18:58 投稿 :Ra-i-ra



2013.09.08

'87 BMW M5 (E28 TYPE) ロードテスト

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


前回、エンジンストールの原因を調べて修理したところまででした。


今回は、走行中におけるクーラーの効き具合をチェックするため、ロードテストを行いました。



ロードテストの結果、炎天下の下でもクーラーはしっかりと効きました。


快適性も兼ね備わったBMW E28 M5、運転していても実に楽しい。


キャリパーの固着もオーバーホールにより無事解消しています。



しかし、また問題発生です。


ロードテストが終わるころ、エンジンがノッキング症状を起こすようになってきました。


すると、次第にACコンプレッサーのマグネットクラッチが度々切れるようになり、クーラーがOFFになるようになりました。


M88エンジンですので、水温計は上がり気味ですがオーバーヒートはしていません。


クルマを止めて、ボンネットを開けたところ変化は見当たりませんでしたが、エンジンルーム内がかなりの熱気に包まれていました。


おそらく、エンジンルーム内が熱くなり過ぎて、ガス圧が上昇、ACコンプレッサーのマグネットクラッチが強制的にOFFなったと思われます。


エンジンルーム内の異常熱気の原因を調べなくてはなりませんね。




'87 BMW M5 (E28 TYPE) ロードテスト でした。


13:17 投稿 :Ra-i-ra



2013.09.07

'87 BMW M5 (E28 TYPE) エンジンストール

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、

前回まで、クーラーシステムの整備が終了しました。 関連記事          



今回は、走行中におけるクーラーの効き具合をチェックするため、ロードテストを行います。


今まではアイドリング状態でのチェックのみでした。


しかし、ロードテスト開始直後に突然のエンジンストール。 再スタートが出来なくなりました。



このBMW M5 (E28) をお預かりした直後にも、エンジンが掛からなくなりました。


その時には、メインリレー・ポンプリレー・燃料フィルターを交換して問題はクリアできました。


原因を調べていくと、どうやら点火系のどこかで不具合が発生しているようです。


パルスセンサーとDME本体を入れ替えてもエンジンは始動しませんので、DMEのコネクターや配線を疑ったところ、コネクター配線が原因のひとつと解りました。


原因のひとつという事は、まだ原因があるという事です。


今度は、朝晩の冷えた状態ではエンジンは普通に掛かるのですが、日中の炎天下でエンジンが掛からなくなるという、頭を抱えたくなるような事例が発生しました。



暑い時だけエンジンが掛からない事例・・・ そういえば過去にも同じような事がありました。


過去の事例に習い、オンボードコンピューター セキュリティー配線を修理、問題クリアしました。


これで、ようやく走行中におけるクーラーの効き具合をチェックできます。




'87 BMW M5 (E28 TYPE) エンジンストール でした。


15:25 投稿 :Ra-i-ra



2013.08.30

BMW E24 E28 E34 E12 E9 E32 E23 アルピナ用 ステンレスタコ足 発売

BMW E24 E28 E34 E12 E9 E32 E23 アルピナ(ALPINA)用 ステンレスタコ足です。

アルピナ製タコ足が入手出来なくなったのを機会に、密かにゆっくりと水面下で計画を進めてまいりました。



当初は、製作すると販売価格が高価になり過ぎて、とても商品化には程遠いと思われていた BMW E24 E28用ステンレスタコ足。




ALPINA製ステンレスタコ足、それよりも安価に販売できるように努力をしました。



装着可能な車種は、BMW635CSi 、BMW633CSi 、BMW M535i 、BMW535i 、アルピナB9-3.5、アルピナB10-3.5等、

さらに、BMW E24 E28 のみに留まらず、M30エンジン(ビッグシックス)に対応していますので、BMW E34 (535i) 、 E12 (535i 、528i) 、E9 (3.0CS、3.0CSi) 、E32 (735i 735iL 730i) 、E23 (735i 745i)にも装着を可能としました。




BMW E24 E28 E34 E12 E9 E32 E23 アルピナ用ステンレスタコ足 発売開始です。


販売価格 157,500円




※ 純正マフラーに取付の際には加工が必要になります。


音楽入りですので夜間は音量にご注意ください。





BMW E24 E28 E34 E12 E9 E32 E23 アルピナ用ステンレスタコ足 発売 でした。


18:01 投稿 :Ra-i-ra



2013.08.04

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備5 オリジナル・クーラーコンデンサー取付

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


前回まで、アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー 完成したところまでお伝えしました。


今回は、取付を行います。


コンデンサーに電動ファンを取付して、スペースに収められたオリジナルコンデンサーです。 配管・ホースをつなぎます。



ここまで、エバポレーター、エキスパンションバルブ、レジスター交換、


コンプレッサー交換、低圧・高圧ホース製作取付、


オリジナル・クーラーフィルターキット装着、レトロフィットキット装着、


そしてオリジナル・クーラーコンデンサー装着でクーラー整備での作業は終了です。





ここで、参考までに国産車で先に測定します。


良く効くこの70スープラのエアコン。


示した温度は13℃でした。




その後、このBMW E28 M5の真空引きを行い、ガス漏れを点検、


クーラーガスチャージを行いました。


クーラーON ・・・ 猛暑日のPM 2:00、最初の測定。 ダッシュボードが焼けている影響でしょうか、36℃。 

数分後、クーラーが効いてきました。



13℃から11℃まで、さらに10℃から8℃まで下がりました。 吹出口から出てくるクーラーの風が痛いくらい冷たい。



もう、古いクルマだからクーラーが効かなくて当たり前とは言わせません。


クーラーの風が冷たい・・・ 夏日なのに寒い!


この'87 BMW M5 (E28 TYPE) は、真夏でも快適ドライブが楽しめるよう進化させました。


BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー を装着して、益々と快適性も兼ね備わったBMW E28 M5


常識を覆す、感動的に寒いくらいのクーラーシステムとなったBMW E28 ・・・ また1台誕生です。





'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備5 オリジナル・クーラーコンデンサー取付 でした。


13:05 投稿 :Ra-i-ra



2013.08.02

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備4 オリジナル・クーラーコンデンサー製作

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


前回まで、BMWアルピナ(ALPINA)用 オリジナル・クーラー(エアコン)フィルターキット


そして、BMWアルピナ(ALPINA)用 新品クーラー(エアコン) レトロフィットキット を装着しました。



今回は、いよいよクーラーコンデンサーです。


これはBMW E28 M5から取外したコンデンサーです。


当然、新車時からの交換歴はなさそうです。



BMW E24用コンデンサーとの比較です。


BMW E28用が手前で、BMW E24用が奥です。


比較してみてよくわかりますが、コンデンサーの大きさがまるで違います。


コンデンサーの大きさの違いは、BMW E24とBMW E28とのボディー、コンデンサースペースの違いです。
BMW E28ではこのサイズしか入らなかったのが現状でしょうか。


しかし、BMW E28用コンデンサーがこれほど小さかったとは思いませんでしたが、純正品でこのサイズ差でもこのBMW E28 M5が新車でデリバリーされた時は、問題なく冷却効果が得られていたという事になります。


しかし、現在の日本の夏は気温35度を超える猛暑・酷暑ですので、このサイズの純正コンデンサーを使用しては、満足のいく冷却効果が得られるかは疑問です。



そこで今回、純正サイズよりサイズアップを図り、BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー を製作しました。


アルミ材質を使用する事で放熱効果が高く、熱伝導率が良くなるように製作してあります。



おおまかに完成して、コンデンサーファンとパイプの取付位置の調整をしているところです。



BMW E28 M5に仮合わせします。


ホース・パイプも繋いで取付をチェック。


コンデンサーは大きいほど冷却効果が得られます。

一回りサイズアップした BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー 完成です。




'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備4 オリジナル・クーラーコンデンサー製作 でした。


11:55 投稿 :Ra-i-ra



2013.07.31

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備3 オリジナル・クーラーフィルターキット&レトロフィットキット取付

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


前回まで、コンプレッサーを交換しました。


今回は、BMWアルピナ(ALPINA)用 オリジナル・クーラー(エアコン)フィルターキット の取付を行います。



整備1でエバポレーターまでの高圧パイプは既に洗浄して錆を落としてありますので、リキッドタンクからの高圧パイプを洗浄して錆を落として、加工取付します。

経年劣化により配管内部に錆が回り、エキスパンションバルブが詰まる前に、このオリジナル・クーラー(エアコン)フィルター で錆を止めます。

取付をこの位置にすることで、今後 オリジナル・クーラーフィルター を交換する際にも容易にできるようにしてあります。
エキスパンションバルブが詰まって交換する場合は簡単には交換できません。 工賃が変わってきます。



そして、BMWアルピナ(ALPINA)用 新品クーラー(エアコン) レトロフィットキット の装着です。
製作した低圧ホースを取付、変換バルブを装着します。



高圧変換バルブを装着して、リキッドタンクを交換します。

これでR12 → 134aクーラーガスに変換でき、環境を気にすることはなくなります。

さらに、今後ガス漏れを起こしても、クーラーガスチャージ代金が安くもなります。


リキッドタンクを取付後、コンデンサーからの加工した高圧パイプを取付します。


次回、クーラー整備4へ つづく



'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備3 オリジナル・クーラーフィルターキット&レトロフィットキット取付 でした。


14:14 投稿 :Ra-i-ra



2013.07.28

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備2 コンプレッサー

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


前回まで、エバポレーター&エキスパンションバルブなどの交換をしました。


今回は、コンプレッサーです。


待ちに待ったコンプレッサー。


BMW E28用 品番 64 52 8 385 713 は廃盤になりましたが、廃盤になる前後に入手できました。


発注から丸一年かかりました。



こちらは取外したコンプレッサー。


新車時から交換されていないと思われます。





低圧・高圧ホースです。


コンプレッサーに合わせて製作しました。



感動的に良く効くクーラー・・・


風邪を引くほど寒いくらいのクーラーとなるか・・・


次回、クーラー整備3へ つづく



'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備2 コンプレッサー でした。


11:21 投稿 :Ra-i-ra



2013.07.27

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備1 エバポレーター&エキスパンションバルブ

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


元々はクーラーが全く効かないためお預かりしていました。


クーラー整備のパーツがすべて揃いましたので整備に入ります。


まずはエバポレーター&エキスパンションバルブの交換です。


クーラーユニットを外して分解します。


おそらく新車時から一度も交換されていないでしょう。




ブロアファンは給油してみると多少軽く回るようになりましたので、そのまま使用します。


レジスターは故障していましたので交換します。




新品エバポレーター


新品エキスパンションバルブ






新品エキスパンションバルブの調整をします。


調整してからエバポレーターに取付します。


低圧配管には結露防止パテを付けます。


エバポレーター&エキスパンションバルブ、ブロアファン、レジスターをハウジングに組み入れます。



エンジンルームからの低圧・高圧パイプを取外して、内部を洗浄して錆を取り除いてから車両側に取付します。



グローブボックス、コンソールなど内装を組み立てます。



次回、クーラー整備2へ つづく




'87 BMW M5 (E28 TYPE)  クーラー整備1 エバポレーター&エキスパンションバルブ でした。


13:50 投稿 :Ra-i-ra



2013.07.25

'87 BMW M5 (E28 TYPE)  ブレーキキャリパー オーバーホール 2

Kさんの '87 BMW M5 (E28 TYPE) 、


お預かりしてから随分と月日が経ってしまいました。


関連記事 '87 BMW M5 (E28 TYPE)  ブレーキキャリパー オーバーホール


世界的なACコンプレッサー不足にようやく目処が立ったところで、ブレーキキャリパーのオーバーホール作業に入ります。




BMW E28 M5でありながら、フロント側に使用されているのはBMW E32 750i 本国用のキャリパーです。 日本仕様とは全く別物です。






フロントキャリパー オーバーホール完了です。


リヤ側ブレーキキャリパーもオーバーホール完了。 割れていたブレーキパッドも交換。


結局、リヤ側に使用されていたキャリパーは、BMW E32 735i 用でした。


BMW E34用とほとんど見分けがつきませんが、ブレーキパッドは共用出来そうです。


このBMW E28 M5には、3年前に足回りにアルピナシャーシキットを装着してあります。


関連記事
BMW M5 (E28) アルピナ・シャーシキット装着 1

BMW M5 (E28) アルピナ・シャーシキット装着 2

BMW M5 (E28) アルピナ・シャーシキット装着 3

BMW M5 (E28) アルピナ・シャーシキット 装着後


キャリパーは、フロントにはBMW E32 750i EU用、リヤにはBMW E32 735i用・・・ BMW純正品を使用してレベルアップ。


足回りには、ALPINA社が誇る アルピナシャーシキット


そして、次の作業は・・・ 
BMWアルピナ(ALPINA)用 アルミ製 オリジナル・クーラーコンデンサー を装着します。



'87 BMW M5 (E28 TYPE)  ブレーキキャリパー オーバーホール 2 でした。


12:05 投稿 :Ra-i-ra



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